エネルギー管理士(熱分野)に独学で合格した勉強法

エネ管
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こんにちは。「カロアの自分手帖」管理人のカロアです。

今回は、国家資格「エネルギー管理士(熱分野)」に独学で合格した体験談と勉強法をご紹介します。

こんな方におすすめの記事です:

  • エネルギー管理士の受験を考えている
  • 熱分野と電気分野、どちらにしようか迷っている
  • 独学での勉強法や参考書を知りたい
  • 資格を取ったメリットも知りたい

エネルギー管理士とは?|省エネのプロフェッショナル

エネルギー管理士は、省エネ法に基づいて工場やビルでのエネルギー使用を管理する国家資格です。

  • 一定規模以上の事業所では「必置資格」とされており、エネルギー管理士の専任が義務付けられています。
  • 省エネ・脱炭素社会の流れを受け、年々需要が増加しています。
  • 就職・転職市場でも評価が高く、収入アップやキャリア形成にもつながる資格です。

試験概要|熱分野と電気分野、どちらがおすすめ?

試験は「熱分野」と「電気分野」のいずれかを選択する方式です。私は熱分野で受験し、2022年10月に合格しました。

試験科目共通:エネルギー総合管理および法規(80分)
熱分野熱と流体の基礎(110分)
燃料と燃焼(80分)
熱利用設備および管理(110分)
電気分野電気の基礎(80分)
電気設備および機器(110分)
電力応用(110分)
  • 受験資格は不要ですが、免状の交付には「省エネルギー実務1年以上」が必要です。
  • 試験方式はマークシートによる筆記試験です。
  • 課目合格制を採用しており、1課目ずつ合格して資格取得を目指すことも可能です。
    (有効期限があり、3年で全課目を取りきる必要があることには注意してください)

📌 おすすめは熱分野
電気よりも難易度がやや低く、未経験でも取り組みやすいため、特別な理由がなければ熱分野がおすすめです。


独学での勉強法|参考書+過去問だけでOK!

私の勉強方法は非常にシンプルでした。

  1. 参考書で基礎知識をインプット(2割)
  2. 過去問演習を繰り返す(8割)

▶ 勉強期間と時間

  • 勉強期間:約3か月
  • 勉強時間:合計100〜120時間程度(1日平均1時間くらい)
    ※熱力学を初めて勉強する、という方は300~400時間程度は勉強時間を確保しましょう。

過去問は 最低5年分を2周以上、可能であれば 8年分×3周 を目指しましょう。


おすすめの参考書・問題集

以下の2冊で独学合格できました。

📘 参考書

『エネルギー管理士試験[熱分野] 徹底研究』(オーム社)
試験範囲を網羅的に解説しており、初学者でも理解しやすい内容です。
  説明が丁寧なので、問題集を解いていてわからない問題があっても、本書に立ち返って
  見返すことで理解が深まります。

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📗 過去問集

『2025年版 エネルギー管理士 熱分野 過去問題集』(オーム社)
最新8年分収録+丁寧な解説付き。図解も多く、独学者にとって非常に使いやすい1冊です。
  解説がとても詳しく親切に書かれており、読みこんで演習を重ねれば実力up間違いなしです!

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取得してよかったこと【体験談】

私が実際に資格を取って感じたメリットを紹介します。

① 資格手当や報奨金がもらえる

企業によっては毎月の手当や報奨金が支給される場合があります。
私は一時金(報奨金)が支給されました。
そこまで大きな金額ではなかったですが、お小遣いがもらえたみたいで嬉しかったです。笑

受験料などについても、合格したら会社が立て替えてくれることがほとんどです。

② 求人が増え、転職でも有利に

転職サイトでも「エネルギー管理士保有者向け求人」のスカウトが届きました。特に工場や設備管理業界では強みになります。
私は転職での面接を何回か経験していますが、履歴書に「エネルギー管理士」と書いてあることで、面接官の方から「お、エネ管あるんですね~」と褒められた?ことが2回あります。

③ 社内評価UP

資格取得をきっかけに、上司や同僚からの信頼感が増しました。
実際の業務でも頼られる場面が増えました。
「周りの人から一目置かれるようになる」のは地味ながら大きなメリットだと思います。

④ 実務での知識が役立つ

熱力学や省エネルギーに関する知識は、日常業務でも活用でき、仕事の理解も深まりました
資格を取る前と取った後では、業務や省エネへの理解度が変わり、高い視座から物事を見られるようになった気がします。(気がするだけかもしれません)


まとめ|省エネ時代に強い、実務直結の国家資格

エネルギー管理士は「国家資格」「独占業務」「省エネの時代背景」から今後ますます価値が高まる資格です。

  • 勉強法は「参考書→過去問演習」の王道でOK
  • 熱分野なら独学でも十分合格可能
  • 資格取得後のメリットも豊富!

これから資格取得を目指す方の参考になれば幸いです。



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