こんにちは。「カロアの自分手帖」管理人のカロアです。
最近は雑誌やSNSでも「資格」特集をよく見かけます。
社会人のスキルアップや副業需要の高まりもあり、「何か資格を取りたい」と考える人が増えています。
でも、いざ始めようとすると、こんな悩みが出てきませんか?
「どんな資格を選べばいいかわからない」
「資格を取っても意味があるのかな?」
資格勉強を始める前に、少し立ち止まって考えることがとても大切です。
この記事では、資格勉強を始める前に意識しておきたい5つのポイントをわかりやすく解説します。
① 意味のない資格を取らない
まず大切なのは、「なんとなく」で資格を選ばないことです。
資格の中には、知名度はあるが実務ではほとんど評価されないものもあります。
お金と時間をかけて取得しても、「取ったけど何の役にも立たなかった…」という結果になりがちです。それではあまりにももったいない。
「せっかく勉強するなら、取る価値のある資格を選ぶこと」。
そのためには、以下の2点を意識すると良いでしょう。
- 目的に合っているか(転職・昇進・自己啓発など)
- 活かせる場面があるか(職場・業界・趣味など)
自分の人生や仕事とどうつながるかを考えることで、ムダのない資格選びができます。
あなたの取りたい資格は「取る価値のある」ものですか?
もう一度よく考えてみてください。
② 資格を取って「どう使うか」を考える
資格を取ること自体がゴールではありません。
大切なのは、「その資格をどう活かすか」という視点です。
たとえば、
- 仕事の幅を広げたい
- 昇進や転職を有利にしたい
- 趣味を深めたい
このように資格の“使い道”を最初に描いておくことで、勉強の目的が明確になり、途中で挫折しにくくなります。
もちろん、趣味目的の資格取得も素晴らしい選択です。
たとえば、コーヒーが好きで「コーヒーインストラクター」を取る、歴史が好きで「歴史能力検定」を受ける、など。
人生を豊かにする「学び」として資格を活用するのも、立派な勉強の形です。
③ 資格だけで転職はできない
「資格を取って転職したい!」という気持ちはよくわかります。
しかし現実的には、資格を持っているだけで転職が決まることはほとんどありません。
多くの採用担当者が重視するのは、
「資格+実務経験」
です。
資格はあくまでスタートラインに立つためのチケット。
そこからどんな仕事を経験してスキルを積むかが、キャリアを左右します。
例外として、医師・看護師・弁護士・公認会計士などの独占業務資格は資格そのもので職業に直結しますが、これはごく一部です。
多くの資格は「転職のきっかけ」にはなっても、「転職の決め手」にはなりにくいことを覚えておきましょう。
④ 「良い資格」は簡単には取れない
もしあなたが「転職・昇進・年収アップに強い資格」を狙うなら、それなりの覚悟が必要です。
評価の高い資格ほど、勉強量が多く、合格までに時間がかかります。
たとえば、
- 電験三種:学習時間の目安は約1000時間
- 中小企業診断士:合格までに1〜2年かかる人も多い
「1週間で取れる資格」よりも、「1年かけて取る資格」の方が社会的評価は高いです。
大切なのは、「時間がかかる=価値がある」という認識を持つこと。
焦らず、コツコツ積み上げていく姿勢が一番の近道です。
勉強を継続するコツは、別記事「資格勉強を習慣化させる5つの工夫」でも詳しく紹介しています。
(→記事はこちらhttps://www.karoablog.com/study-costom-5/)
⑤ 「資格」よりも「勉強の習慣」を大切にする
最後に最も大切なことをお伝えします。
それは、資格どうこうと言うよりも“勉強の習慣”をつくることです。
資格は「勉強を続けるための目標」にすぎません。
何かを勉強することこそが真に大切で、資格は勉強した結果としてついてくるものです。
勉強する習慣が身につけば、どんな分野でも成長できます。
たとえ資格を取らなくても、
- 新しい知識を吸収する
- 興味を持って調べる(仕事や趣味のこと、世間で話題になっていること、何でもいいと思います!)
- 学びを発信する
こうした習慣があなたの人生を豊かにしてくれます。
資格はその副産物であり、「学び続ける人」こそが本当の意味での成長者です。
【まとめ】資格勉強の前に、考える時間を持とう
この記事では、資格勉強を始める前に意識しておきたい5つのポイントを紹介しました。
- 意味のない資格を取らない
- 資格をどう活かすか考える
- 資格だけで転職はできない
- 良い資格は簡単には取れない
- 勉強する習慣を大切にする
資格勉強を通して大切なのは、「自分の人生をより良くすること」。
資格はそのためのツールであり、きっかけにすぎません。
焦らず、自分に合ったペースで学びを続けていきましょう。
きっとその先には、理想のキャリアや豊かな暮らしが待っています。


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